とらドラ! (1) 原作・竹宮ゆゆこ 作画・絶叫

 原作は読んでます。原作自体が映像化をイメージしての設定、描写を行っているのでさぞかしマンガも書きやすかろうと思いますが、それを加味してもこのコミカライズは出色の出来! ドキドキする物語になってます。

 作画の絶叫(変な日本語!)が、デフォルメキャラの多用に頼らずに丁寧に人体を描いていってるために突飛な設定もすんなりと読んでいる方に入ってくるんですねー。
 作画が説得力を持つ、というのはマンガ独特の面白い現象だなあと改めて思いました。逆にここの丁寧さがどれだけ重要かが分かっていないマンガのいかに多いこと…。

 原作でもそういう表現なので当たり前なんですが、主人公・竜児くんの三白眼が大変よろしい…。三白眼の主人公はその瞳の大きさを変化させるだけで、豊かに感情を表現できますから。
 ナイーブな性格に三白眼…、うへへ、やっぱり竜児が一番萌えますな…。

とらドラ! 1 (電撃コミックス)

とらドラ! 1 (電撃コミックス)