「小松くん日和」 椿あす

 漫画家、椿あすが描くフェレットのエッセイコミック。

 私自身が今まで飼ったことがある動物がフェレットだけなので、フェレットには人一倍思い入れがあるんですよね。
 思ったよりも凶暴なこと、臭線をとった後の臭いがとても良いこと、一回懐いたあとの可愛さが凄まじいこと、などなどフェレットあるあるネタがいっぱい(笑)。そしてそして、思ったよりも一緒にいられる時間は短いこと…。

 私の飼っていたフェレット、ルーシー(ルーちゃん)がこの世で一番かわいいと思っていましたが、椿あすさんの小松くんも相当の可愛さですな…。やっぱりフェレットはくまどりのあるセーブルが最強ですね!
 はあ、また飼いたくなってきたなあ。もうあんな悲しみ耐えられないと思ってたけど、このコミックの魔力すごすぎる(笑)。
 コミックとしてもとてもよく出来ていておすすめです。

 それにしても、女性はエッセイコミックを上手に描きますね−。視点が自分にも関わらず常にフラットに描ききる人が多い気がする。逆に男性のエッセイコミックは自我が出しゃばりすぎて読んでて胸やけ起こすのが多いかな(笑)。
 なんでだろう? なんとなく私の感覚だとそれは逆になってもおかしくないような気もするんだけど、日本文学を思い返してみると確かに女性のエッセイは自分を抑えた良作が多いですね。
 不思議ー。表現を内面の発露と捉えると、女性は顔は笑ってても心では冷静は批評があるからかな。なのかなー…。
 だから、私はよく鈍感って云われるんだ!(笑)

小松くん日和 (ガンガンコミックスONLINE)

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